2011.03.31 Thursday 12:30

「老いの才覚」

 曽野綾子さんの『老いの才覚』(KKベストセラーズ)を読了。“老い”にはまだ早いですが、勉強になりました。

ちょっと長いですが、引用します。

・・・・・・・・・・・・・・・・
 私はアフリカをかなりよく知るようになってから、人間の一生に与えられるものに関して、ずいぶん謙虚になりました。
 一生の間に、ともかく雨露を凌ぐ家に住んで、毎日食べるものがあった、という生活をできたのなら、その人の人生は基本的に「成功」だと思います。もしその家に風呂やトイレがあり、健康を害するほどの暑さや寒さからも守られ、毎日乾いた布団に寝られて、ボロでもない衣服を身につけて暮らすことができ、毎日、おいしい食事をとり、戦乱に巻き込まれず、病気の時は医療を受けられるような生活ができたなら、その人の生活は地球レベルでも「かなり幸運」です。
 もしその人が、自分の好きな勉強をし、社会の一部に組み込まれて働き、愛も知り、人生の一部を選ぶことができ、自由に旅行し、好きな読書をし、趣味に生きる面も許され、家族や友だちから信頼や尊敬、好意を受けたなら、もうしれだけで、その人の人生は文句なしに「大成功」だった、と言えます。
(P164~165より)
・・・・・・・・・・・・・・・・
「足りない」と思い続け、焦りを感じることも多いのですが、、、震災後の状況を考え合わせると、もう十分なのかもと思えてきました。

自分に足りないのは、「老いの才覚」だけかも知れませんね。

Comment:
Add a comment:









Trackback:
http://blog.takahashikoji.jp/trackback/151
 
CALENDAR
NEW ENTRY
ARCHIVES
COMMENT
PROFILE
MOBILE
LINK
SEARCH
OTHER

(C) 2019 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.